“日本の中心”から社会を変える

“日本の中心”から社会を変える

創価学会では、愛知・岐阜・三重の3県を総称して「中部」と呼んでいます。

「日本の中心部」に位置し、古くから東西をつなぐ「交通の要衝」として栄えてきたのが、中部地方です。

戦国時代には、織田信長や徳川家康、武田信玄、上杉謙信といった武将が拠点を構え、天下分け目の「関ケ原の合戦」など、歴史回転の舞台にもなりました。

戦国乱世に終止符を打ち、江戸幕府を開き、200年にわたる太平の世の礎を築いた徳川家康。「国の宝は人より他にはない」との言葉は、もろい一時の栄華ではなく、永続的な発展の道を切り拓くには「人を育てること」に尽きるということを、雄弁に物語っています。

池田先生は、こうした歴史的背景を踏まえつつ、「大中部は、未来の世界市民を育む希望のモデル」と位置付けました。中部男子部では、この「人材育成」の伝統を誇りとして、力を注いでいます。

「シンク・グローバリー、アクト・ローカリー(地球規模で考え、地域で行動する)」という有名な言葉があります。

私たち中部男子部では「世界平和」という大理想を抱いて、まずは「地域で行動する」人材の連帯を広げようと、昨年から「マイタウンCFS(Clean For Smileの略)」を新たにスタートしました。

コロナ禍にあって「地域のためにできることはないか」という、男子部メンバーの思いから始まった、公園や街角で清掃を行う取り組みです。

「ゴミを拾う」という行動そのものは、地味で、小さなことかもしれません。

しかし、こうした小さな積み重ねが大きな変化を生む。“日本の中心”中部の地から「社会を変える」第一歩になる、と確信してやみません。

愛知・岐阜・三重――それぞれの地域に「ここにしかない」と言える魅力が、満ちています。私たち中部の男子部は、地域に根を張り、地域を愛し、わが地域の魅力をもっと発信していきたい。そして、新時代の「中部」の永続的な発展を担いゆく「人材育成のモデル」を築いていく――中部男子部は、この大いなる理想に向かって、進んでまいります。

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