クリスマスやお祭りなどのイベントに参加したり、他の宗教の神社やお寺に行ったりしてもいいの?

窮屈に考える必要はありません。御本尊を信じる心が大切です。

仏法には「随方毘尼(ずいほうびに)」といって、“仏法の根本の法理に違わないかぎり、各国・各地域の風俗や習慣、時代ごとの風習を尊重し、随うべきである”とした教えがあります。したがって、イベントや冠婚葬祭に参加したり、宗教的建造物に訪れたりすることに神経質になりすぎる必要はありません。信仰の対象にしなければ、気にすることはありません。

なにより大切なことは、私たちの信仰の対象は、日蓮大聖人の御本尊であるということです。〝本尊〟とは「根本的に尊敬する対象」という意味です。私たちは、御本尊に祈ることで、大聖人と同じ〝仏の生命〟を自身の胸中に湧き出し、幸福な人生を歩むことができます。

正法という根本基準を立てた上で、成仏・不成仏という仏法の根本法理に違わない限り、世間一般の慣習を尊重していくべきでしょう。

【参考】
◆教学質問ポスト 友だちから合格祈願のお守りをもらいました。どう考えたらいいですか?
 2012年5月1日 (火) 未来ジャーナル4面
◆教学用語検索 随方毘尼