〝青年を育て続ける〟音楽隊

北海道吹奏楽コンクールで5年ぶりの「金賞」に


本年(2023年)の9月3日、札幌コンサートホールKitaraにて、北海道吹奏楽コンクールが開催されました。私たち創価学会・札幌吹奏楽団は、職場・一般小編成の部に出場。全道11団体が出演する中、5年ぶりに「金賞」を受賞しました。

昨年(2022年)の吹奏楽コンクールでは、開催の1週間前に、隊員4名が新型コロナウイルスに罹患し欠場。目標としていた全道大会出場もかなわず、くやしい結果でした。
この1年、あのときの悔しさを忘れず、隊員一人ひとりが本当によくがんばってくれました。

2023年9月 北海道 札幌コンサートホールKitara

コンクールを通じての成長

今回のコンクールに出場した札幌吹奏楽団は、下は中学3年生(15歳)から上は42歳と幅広い年代で構成されています。
小・中・高生から社会人まで、幅広い年代で隊員が構成されているのは、音楽隊の特徴かもしれません。

音楽隊には、コンクールを目指す期間、一人ひとりが、「仕事」や「学業」、あるいは各自がおかれた課題に、より積極的に挑戦をしていこうという伝統があります。
学生はより勉強することで、将来への自身の土台を固め、社会人は、それぞれの仕事でより努力し信頼と結果を勝ち得ていく。
毎年のコンクールという「目標」への挑戦が、隊員一人ひとりの成長という「目的」につながっていると実感します。

挑戦には「勇気」が必要です。
今年、札幌吹奏楽団に「勇気」の連鎖を起こしてくれのは、1人の高校生でした。

「金賞」を喜び合う隊員

高校生隊員の勇気の挑戦

「今回、はじめて父親がコンクールを見にきてくれることになりました!」
ある日の練習後の隊員会で、ホルンを担当する1人の高校生が発表をしてくれました。
彼のお父様は、創価学会に入会をされていません。彼が音楽隊に入隊して今年で5年になりますが、コンクールや音楽隊が出演する演奏会に、お父様が来てくれたことはありませんでした。しかし今回、彼の熱意が伝わり、お父様は8月の札幌地区大会に来てくれました。さらに同月、彼が数名の隊員と演奏を披露した創価学会の「未来座談会」に、お父様は初めて参加をしてくれました。息子の演奏を見るために。彼は、「父親が『よかったよ』と言ってくれたんです」と嬉しそうに話してくれました。
さらに彼は、高校で所属するクラブの顧問の先生や友人にもコンクールの案内をし、見に来てもらっていました。
家族や友人へのコンクールへの案内は、
「自分たちの演奏で希望と勇気を届けたい!」という、彼の強い思いの表れだったと思います。
コンクール期間中に開催された高校の試験でも彼は優秀な成績をおさめていました。

一人の高校生の、純粋で、まっすぐな勇気の挑戦が、隊員一人ひとりの心に火をつけ、それぞれの課題に挑戦する勇気の波動を送ってくれました。

全道大会には7名の中高生が出演

勇気の波動は伝播する

「苦しい同志に、悩める同志に、希望を与え、勇気を与える音楽隊の使命を全うしていただきたい」
これは、池田大作先生が音楽隊に贈ってくださった指針の一節です。
かくいう私も、中学生のころに音楽隊に入隊した隊員です。
音楽隊から離れていた期間もあったのですが、この一節を忘れたことはありません。

今年(2023年)の8月、私は創価学会の地域の「未来座談会」に参加をする中で、音楽隊のエピソードを紹介させていただきましたが、どこの座談会場でも、参加された皆様に喜んでいただきました。

ある座談会で、先に紹介した高校生のエピソードをお伝えしたところ、座談会終了後、ある女子大学生の方から声をかけていただきました。

その方は、「高校生の音楽隊の方のお話に勇気をもらいました」と話してくれました。その日、創価学会に入会されていないご病気のお父様が、久方ぶりに座談会に参加をされていたところでした。
私はこの話しを伺ったとき、音楽隊の高校生の挑戦そのものが「希望と勇気」となっていると確信しました。

苦労こそ人生の財産

隊員は、仕事や学業、また家庭等、様々な課題と向き合いながら、日々、技術を磨いています。さらに、地域で創価学会の青年の責任者を担う方も多く、皆、忙しい毎日を送っていますが、その「苦労」をむしろ「使命」と捉え、挑戦をしてくれています。
それは、いつも池田先生が、「苦労こそが、人生の財産」と折々で青年に呼びかけてくださっているからです。
その証明に、北海道には、青年時代に音楽隊で人生の土台を築き、社会で活躍されている先輩達がたくさんいらっしゃいます。

人材の流れをこれからも

私が28年前に音楽隊に入隊した時と今では、社会も大きく変化をしていますが、あの頃から今も変わらないことがあります。
それは、今でも毎回の練習の際、池田先生から頂いた「音楽隊訓」という指針を皆で暗唱していることです。
自分たちの人生の意義は何なのか、「何のため」の演奏であり、挑戦なのか。
「音楽隊訓」を胸に刻み続けることは、これからも変わることはありません。

最後になりますが、来年のコンクール、私たちは「職場・一般」の部(大編成)に挑戦をします。
正直、今の状況では、この挑戦は大変に高い壁です。しかし、それでこそ挑戦のしがいがあるというものです。

「勝つとは 深き祈りと 人の三倍 努力することだ」
これは1994年8月。池田先生が北海道の青年部に贈って下さった永遠の指針です。

“次は「日本一」の結果を北海道の同志の皆様に届けたい”その思いで、今、札幌吹奏楽団は新たな挑戦を開始しました。

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